Kちゃんの友達のSちゃんが「『おかしや』っていう看板のついたお菓子屋さんでよく駄菓子を買ってる」という話を先週していた。「えーー!?そのまんまやん!」と爆笑して聞いていたが、非常に気になる話だったのは母娘共に同じ。
その『おかしや』を探しにKちゃんと出かけた。だいたいの場所は教えてもらったが、「ほそーい道をはいっていったのは覚えてるけど」と覚束ないSちゃんの話をたよりに、ま、なんとかなるかな、というところで探検しにいくことにした。
出かける前におばあちゃんから、「C町のお菓子屋やったら、小学校の隣の『かわせ』やな。あそこの『ういろう』が有名や」と、駄菓子とは筋違いの注文も受ける。
まず場所が特定されている『かわせ』に行く。半分字がかすれた看板がC町での老舗としての歴史を感じさせる。家族経営っぽい小さなお店。たった一個のささやかなガラスケースに素朴な手作りの生菓子が10個ずつくらい並んでいる。お店に居た3分ほどの間、お菓子を包んでもらったおばちゃんから20回くらい「ありがとうございます」(イントネーションは関西弁)を聞く。黒糖ういろう、にっき饅頭、田舎饅頭を購入。
経験上、こういうお店のお菓子はできたてでおいしいのを知ってるので、わくわくしながら包みを受け取る。
その後10分以上C町をぐるぐるして、ついに倉庫のような『おかしや』を発見。倉庫の前にはお葬式用の盛りかごが待機していたので、「また、日を改めてSと行くわ」ということになり、ありありとびびっている顔色のKちゃんとお菓子の包みとともに帰宅。
おみやげの『黒糖ういろう』は水饅頭のようにぷるぷるで、おばあちゃんと格好のおやつタイムを過ごす。「何年ぶりかで『かわせ』のういろう食べた〜」と大満足のおばあちゃんでした。
今日の話題には全く関係ないけれど、C町の大きなお寺周辺にのみ棲息?する「安全坊や」ならぬ「安全お嬢さん」を捕獲してきました。どことなく「飛び出し」の確信犯めいた不気味な佇まいが評判?のレアものです。
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