2011/1/24
This Never Happened BeforeC(完結編) Paul McCartney
英国時間12月18日土曜日
地下鉄セントジョンズウッド駅近くのカフェ
Richoux(リシュー)を出て数分後
空色の毛糸の手袋をしていたポールと
握手してもらったワタシ。
そのすぐ後の記憶はぶっ飛んでしまっている。
Tちゃんも
ポールに握手してもらったよね?
ああ・・・。
正気に戻ると
ポールは雪の中をどんどん歩いていて
通りの向こう側に移動しつつあった。
距離を置きながらも
ポールの後を追うTちゃんとワタシ。
すると一台の車の前で止まるポール一行。
濃い目の空色のBMWかな?
どうやらメアリーの車らしい。
ポール一行とワタシたちの距離は
数十メートル。
遠巻きに見ているという感じだ。
メアリーは
ボンネットに積もった雪を手で落としてる。
ポールは車の横で
彼女に話しかけているようである。
もちろん小さなベアトリスにも。
そんな父娘3人の間でいつの間にか
ちょっとした雪合戦が始まった。
ベアトリスのはしゃぐ声と
ポールのなんとも大げさなリアクション!
そうなのだ。
まるでビートルズ映画そのままのような
ポールのリアクションぶりに
思わず震えてしまいそうになった!
うひゃ〜!
すごいシーンを見てしまったぁ・・・。
それに加え
この父娘の仲の良さ。
微笑ましいやら、うらやましいやら。
こうして幸せそうなポールを見てると
「良かったね、ホントに良かったぁ」
自然とこちらも同じような気持ちになる。
やっとメアリーが車に乗る時が来て
ポールは彼女をギュッとハグ。
しばしメアリーとはお別れだ。
颯爽と走り去るメアリー。
ここでポールが父娘を
ずっと見ていたワタシたちに気付いた。
ポールは少し厳しい顔をしながら
「もう離れてくれないか」
というような意味の言葉を
ワタシたちに投げかけたように思う。
あっ、ごめんなさい・・・。
しかし、詫びの言葉が伝わるはずもなく
ポールはくるりとワタシたちに背を向け
ベアトリスの手を引きながら
彼の自宅とは反対方向に歩き出した。
ちょっと迷惑だったかな・・・
でも、幸せそうなポールを
どうしても見ていたかったから。
小さいベアトリスと
手を繋いで歩くポールの後ろ姿は
とても若々しくて
70歳も近い人には全く見えなかった。
そのあまりの素敵さに
いつまでもいつまでも
ポールが見えなくなるまで
雪の降りしきる
セントジョンズウッドの街に
じっと佇んでいた
Tちゃんとワタシであった。
3
地下鉄セントジョンズウッド駅近くのカフェ
Richoux(リシュー)を出て数分後
空色の毛糸の手袋をしていたポールと
握手してもらったワタシ。
そのすぐ後の記憶はぶっ飛んでしまっている。
Tちゃんも
ポールに握手してもらったよね?
ああ・・・。
正気に戻ると
ポールは雪の中をどんどん歩いていて
通りの向こう側に移動しつつあった。
距離を置きながらも
ポールの後を追うTちゃんとワタシ。
すると一台の車の前で止まるポール一行。
濃い目の空色のBMWかな?
どうやらメアリーの車らしい。
ポール一行とワタシたちの距離は
数十メートル。
遠巻きに見ているという感じだ。
メアリーは
ボンネットに積もった雪を手で落としてる。
ポールは車の横で
彼女に話しかけているようである。
もちろん小さなベアトリスにも。
そんな父娘3人の間でいつの間にか
ちょっとした雪合戦が始まった。
ベアトリスのはしゃぐ声と
ポールのなんとも大げさなリアクション!
そうなのだ。
まるでビートルズ映画そのままのような
ポールのリアクションぶりに
思わず震えてしまいそうになった!
うひゃ〜!
すごいシーンを見てしまったぁ・・・。
それに加え
この父娘の仲の良さ。
微笑ましいやら、うらやましいやら。
こうして幸せそうなポールを見てると
「良かったね、ホントに良かったぁ」
自然とこちらも同じような気持ちになる。
やっとメアリーが車に乗る時が来て
ポールは彼女をギュッとハグ。
しばしメアリーとはお別れだ。
颯爽と走り去るメアリー。
ここでポールが父娘を
ずっと見ていたワタシたちに気付いた。
ポールは少し厳しい顔をしながら
「もう離れてくれないか」
というような意味の言葉を
ワタシたちに投げかけたように思う。
あっ、ごめんなさい・・・。
しかし、詫びの言葉が伝わるはずもなく
ポールはくるりとワタシたちに背を向け
ベアトリスの手を引きながら
彼の自宅とは反対方向に歩き出した。
ちょっと迷惑だったかな・・・
でも、幸せそうなポールを
どうしても見ていたかったから。
小さいベアトリスと
手を繋いで歩くポールの後ろ姿は
とても若々しくて
70歳も近い人には全く見えなかった。
そのあまりの素敵さに
いつまでもいつまでも
ポールが見えなくなるまで
雪の降りしきる
セントジョンズウッドの街に
じっと佇んでいた
Tちゃんとワタシであった。


2011/2/7 1:28
投稿者:torami
2011/2/1 14:37
投稿者:パニ
toramiさんこんにちは。
blog再開おめでとうございます(^o^)/
&生涯の夢が現実となりました事、
本当におめでとうございます。
とても楽しく読ませて頂きました。
ポールといえば、私の中では伝説の人ですし、
洋の東西を問わず、あらゆるミュージシャンのアイドルの人です。
その方を目の当たりにしただけではなく、
握手までできるとは、羨ましいにも程がありますね〜。
夢が叶って抜け殻になりませんようお祈りしております^^)
blog再開おめでとうございます(^o^)/
&生涯の夢が現実となりました事、
本当におめでとうございます。
とても楽しく読ませて頂きました。
ポールといえば、私の中では伝説の人ですし、
洋の東西を問わず、あらゆるミュージシャンのアイドルの人です。
その方を目の当たりにしただけではなく、
握手までできるとは、羨ましいにも程がありますね〜。
夢が叶って抜け殻になりませんようお祈りしております^^)
2011/1/25 19:15
投稿者:mayu
すごい雪景色ですね。こんな雪の中での出来事。
余計に夢みたい。。。と、思っちゃいそうですね♪
素敵なお話が読めて「ああ、Paulって本当に実在するんだあ(当たり前だけど・笑)」って思えました。
どうもありがとうございます!
余計に夢みたい。。。と、思っちゃいそうですね♪
素敵なお話が読めて「ああ、Paulって本当に実在するんだあ(当たり前だけど・笑)」って思えました。
どうもありがとうございます!
2011/1/25 13:37
投稿者:Tちゃん
ポールとベアトリスちゃんの歳を考えたら、おじいちゃまと孫だけど、手をつないで、雪の中を歩いている2人の後ろ姿は、歳など全く感じさせない素敵な親子でしたね。
2011/1/25 10:48
投稿者:すーさん
キラキラとした想いが伝わるレポート楽しかったです☆
そして、雪の積もるSt.John's woodの風景。心に染みますな…*^^*
寒い街で起こった、心が熱くなる想い出は、きっと雪が降るたびに
思い出すんだろうなぁ。
次は「ライブ編」ですよね?!w
レポート待ってま---す!!!
そして、雪の積もるSt.John's woodの風景。心に染みますな…*^^*
寒い街で起こった、心が熱くなる想い出は、きっと雪が降るたびに
思い出すんだろうなぁ。
次は「ライブ編」ですよね?!w
レポート待ってま---す!!!
2011/1/25 2:36
投稿者:JUN LEMON
雪の中の「熱い」お話、ありがとうございました。
今度のTEA PARTYでまたこのお話をゆっくり聞かせてください!
今度のTEA PARTYでまたこのお話をゆっくり聞かせてください!
JUN LEMONさん
今度のTEA PARTYでお会いできるのを楽しみにしています。
すーさん
あ〜「ライブ編」が、なかなか書けないっす。
頑張りまっす。
Tちゃん
あんなに素敵な親子は
なかなかいないですよね。
ドラマのワンシーンみたいでしたね。
mayuさん
そろそろご出発かな?
ロンドン楽しんで来てください。
パニさん
読んでいただいてありがとうございます。
抜け殻というか、本当のことだったのかと
今になって信じられない気持ちです。