2006/7/15

愛こそはすべて  The Beatles

引き続き「LOVE」を中心に。

ラスベガスも3日目、明日はもう帰国かぁ。
いやいや、今夜は一番盛り上がる夜にするぞ〜!
「LOVE」を2回も観るのだから。

昨日ブティックで買ったパンフレット。

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中身を全てお見せできないのが残念だけど
ほとんどが各シーンのパフォーマンスの様子で構成されている。

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「LOVE」の音楽を担当したジョージ・マーティンと
彼の息子ジャイルズが紹介されているページ。
ジョージ・マーティンにこんな立派な後継者がいたなんて
「LOVE」完成発表で初めて知った。

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小さくてよくわからないけどビートルたちの写真も。
この写真の右側にはポール、リンゴ、ヨーコなどからの
メッセージもあった。(写ってなくてごめんなさい。)

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「LOVE」のキーホルダー。

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まだ始まったばかりのためか
「LOVE」オリジナルのグッズはTシャツとこのくらいしかない。
おかげで珍しくドルが余った(苦笑)
よし、また来ねば!(爆)

さて、今夜の1回目は19時30分。
19時過ぎには劇場へ。
舞台はすべての客席席から見て中央となる場所にあり
客席はそれを囲んで舞台前方から後方へすり鉢状に配置されている。
昨日急遽購入した席のため
Nさんとワタシの席は別々だったが一列違いの前後。
舞台から見上げるとちょうど中間あたり。
昨日とは異なりほぼ舞台全体が見渡せる位置だ。

客席について開演を待っていると
やはりパフォーマーが客席席の間をあちこち回っている。
彼は「LOVE&PEACE」のメッセージを口にしながら
カラフルなハート・マークのワッペンを
観客たちのおでこなどに優しく貼りつけては去って行く。
貼られた観客は皆とても楽しそう。
劇場内はホンワカした雰囲気でいっぱいだ。

ほぼ定刻に開演。
アカペラ・バージョンの Because と共に
4人(だったかな)の男性パフォーマーが
一列になって静かに入場して来る。
中でも不思議なキャラクターがひとり。
まん丸な目をキョロキョロさせながら黄色い花束を持った若い男性。
彼は細身のスーツに身を包んでいる、一見大人なのだが
ずっとオドオドしていて不安そうな面持ち。
誰かが助けてあげないと消え入ってしまいそうな危うさ。
最後になって思ったのだけれど、この花束の男性の存在は
「LOVE」(愛)そのものを表していたのではないだろうか?

Because が流れる中、ステージ下から
7人のパフォーマーがゆっくりとロープを昇って行く。
何を意味しているのかわからなかったけど
これから始まる物語の幻想的なプロローグ。

ステージから客席方向に降りていた
4枚の大きな薄いスクリーン状の布がスルスルっと上がると同時に
場面は変わり、ステージ下から様々なセットが現れる。
(この時、スクリーンにはビートルズが映っていたかも。)

英国らしい屋根と煙突、煉瓦で出来た建物。
「第2次世界大戦下のリバプール」であると
観客席の両脇、ふたつのスクリーンに文字が映る。
ペパー軍曹を始め、大勢のキャスト達が
ステージ上でそれぞれの役柄を演じる(踊る)が、セリフはない。
曲は Get Back に変わっており
その他いくつかの曲がコラージュされている。
Get Back の途中から曲は Glass Onion に。

そして戦争が終わったリバプール。
傷つきながらも皆で助け合うシーンに流れるのは Eleanor Rigby
ここでファーザー・マッケンジーなど主要な役柄が登場。
一段高い建物の上で英国旗をかけられ担架で運び出された?男。
それは何故かウォルラス。

I Am The Walrus に合わせ
ウォルラス(牙付き帽子を被った男性パフォーマー)を主役に
キャストが皆、踊る。
このシーンは圧巻だった。
まるでこのシーンのために書かれたような曲と
錯覚してしまいそうになるほど。
シュールな歌詞にピッタリのパフォーマンスに釘づけ。

この後、ガラっと場面は変わって
ビートル・マニアの女の子たちが嬌声を上げながら
客席を通ってステージへ走りこんで来た。
曲は I Want To Hold Your Hand
ステージ両脇のスクリーンにはビートルズ初期の頃の
色んなアルバム・ジャケットが映し出される。

その女の子たちの衣裳の中には面白いものがあった。
長い針金の先にクチビルだけが付いたものを
いくつもくっつけた衣裳。
女の子が走り回るほど揺れる針金の先のクチビルが、妙に健気(笑)

一台のビートル(車)とともに聴こえて来たのは Drive My Car
それが曲の途中で違和感なく What You're Doing に。
そしてその後 The Word に繋がる。
メドレーという感じではなく、この3曲がひとつの曲に聴こえる。
ものすごくカッコ良くて、ものすごく気持ち良い!

**********

ステージが暗転。
スポット・ライトの中にビートルたちのシルエット。
4人で何かをするため会話しているシーン。
英語に堪能でないワタシは、はっきり聞き取れないのが悲しい。
彼らはアビー・ロードを横断しようとしているらしいのだが
車が横切る音やジェット機が通り過ぎる音などがして
なかなか渡ることができないでいる。
邪魔するモノに対して4人がひとりずつブルース・リーばりに
鉄拳?を披露するシルエットがご愛嬌。
シュッ!シュッ!と音までしてて、笑えた。
この会話、実際にビートルたちのホンモノの声を編集したそうだ。

その後、今まで聴いたことのない曲が流れる。
ジョンの声のようだが・・・これが新曲の Gnik Nus だった!
そう、Sun King の逆回転バージョン。
続いて曲は Something に。
ステージには男性ダンサーがひとり。
その男性に対して天井から吊られた女性ダンサーが
四方からアプローチする。
男性の手が女性に届きそうになると女性は離れて行き
男性が困惑しているとわざと女性は近づく。
妖しくアクロバティックなダンス・シーンが繰り広げられる。

そしてついに夢が現実のものとなった
Being For The Benefit Of Mr.Kite!
初めて観た日は、これで大泣き。
フツーは全く泣くようなシーンではないのだけれど
まるでこのシーンに合わせて新しく書かれた曲のように思えるほど
ピッタリだったことの衝撃と感動、
なのにその曲を書いてくれたジョンがもういないというさびしさ。
そんないろいろな思いがいっぺんに溢れてしまい
涙がポロポロこぼれて、止まらなかったよ。

このサーカス団のシーンも圧巻。
天井からぶら下がったブランコを勢い良く漕ぐミスター・カイト。
ブランコの真ん中には「K」の文字が見える。
彼は西洋風赤鬼といった感じで、ちょっと不気味。
他の団員?たちもオドロオドロ系が多く
とてもワタシの趣味に合う(笑)
ナイフ投げをしているKKK団の人までいて、何というシュールさ!
もうたまらない。
ジョンが観たら、何と言うだろうか?
曲はだんだん I Want You(She's So Heavy)に変わって行く。

ステージはガラッと違う感じになり、曲は Help!
4人の男性ローラー・スケーターによる超人的な
アクロバット・スケーティング。
スケボーやスノボーの演技を思い出す。
絶妙なコンビネーション・・・と思っていたら
2回目に観た時にはひとりコケた(苦笑)
でもすぐに挽回して何事もなかったようなパフォーマンス。
やるなぁ〜。

Blackbird のイントロ、しかし曲はそこまで。
ステージにはドクター・ロバートが登場し
Blackbird の歌詞を少しずつ朗読して行く。
彼の周りには飛べないブラック・バードが4羽。
飛ぼうとすると次々にバタバタと落ちる。
ただそれだけなのに、このシーン、意外に長く、多少飽きた(汗)
真面目なシーンかと思うとそうでもないような。
なんだかとても、不可思議。
最終的にブラックバードは飛び立って行くのだが。

音響が良いためかいつもより甘美に聴こえる Yesterday とともに
ステージ上にたくさんのキャラクターが出ては消える。
観客はすでに夢心地を通り過ぎてしまっているようだ。

**********

この後、4枚の大きな薄いスクリーン状の布に
ビートルズのメンバーのシルエットがそれぞれ映る。
ジョンとジョージはギターを持ち
ポールはピアノ、リンゴはもちろんドラム。
彼ら自身の声が、会話をしている。
どうやらスタジオでジャムっている様子。
後期の曲を数曲、サワリだけちょびっと演奏しながら
お互いにおフザケを言いながら、とても楽しげ。

そしてスポット・ライトは再びステージに。
「LOVE」の中で使われた曲の中で
本当の意味での唯一の未発表バージョン
Strawberry Fields Forever
ヨーコから提供されたデモ・テープを使い
ジョージ・マーティンが全力を注いだリミックス。
アコースティックに始まり
途中からオリジナル・バージョンに変わって行く。

ジョンが劇場のどこかに来て歌っているの?
思わずそんな錯覚に陥りそうになる。
でもあれは錯覚ではなくて
絶対にジョンが来てくれてたのだよね?
「LOVE」を観ていると何回もジョンに会える。
ジョンがより一層身近な存在になる。

ステージにはピアノが置かれ
その周りをドクター・ロバートや
一番最初に出てきた4人のパフォーマー(ノーウェア・メン)たちが
取り囲み、シャボン玉を作っている。
ピアノの他にもギターやドラム・セットも置いてあったようだ。
ここはビートルズが使っていたスタジオなのか。

シーンが変わって曲は Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band
ペパー軍曹とその楽団が堂々と行進する。
この曲はポールのライブで何回も聴いているけれど
改めて素晴らしい曲だと実感。

あまりに曲のインパクトが強くて(言い訳・・・爆)
ステージでのシーンを忘れてしまったのがこれ。
Tomorrow Never Knows のドラムに
Within You Without You のボーカルが重なる。
ワタシは今まで、この2曲についてあまりに冷た過ぎた。
心の底から深く反省した次第。
この驚くべきリミックス!
聴きながら完全にトリップしていたよ。

劇場内が暗くなり白色や青色の光が星のように輝く。
何かの曲の一音だけが最初はゆっくりと何回か鳴り響く。
その一音のテンポがだんだん上がって来て
どんな曲が始まるのかわかってくるのだ。
Lucy In The Sky With Diamonds

ステージには
車輪にハシゴの付いた不思議なセットを動かす
変わった衣裳に身を包んだ男性がひとり。
そして天井から吊られた伸縮性のある太い紐にぶら下がり
その紐をブランコのように操りながら
ハシゴに降りたりまた離れたり
アクロバティックなパフォーマンスを繰り広げる小柄な女性。
彼女は空を飛ぶルーシーなのだ。
ジョンが想像したルーシーはきっとこんな女の子だったはず。

再び劇場内が暗転
Good Night のイントロが流れる中
箒星のように光りながら尾を引く物体(後で考えたら深海魚?)が
いくつも登場。
Good Night と絶妙に繋がって聴こえて来たのは
なんと Octpus's Garden
それと同時にステージ上は海の底の竜宮城に大変身。
頭にタコの足のような飾りを付けたダンサーたちや
クラゲみたいな白い物体がたくさん出てきて
ステージ上は大賑わい。
こんなに楽しい Octpus's Garden は生まれて初めてだ!
同行のNさん曰く
「(曲がこんな風に使われて)リンゴ、良かったね〜!」


〜〜この続きは16日の記事で〜〜
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2006/8/2  1:31

投稿者:torami

遅くなりましたが、やっと責任を果たせたかな、と。
レスも遅れて、ごめんなさいです。

>すーさん
そんなに言ってくれると嬉しいけど、恥ずかしいですなぁ。
今はロンドンよりベガスが魅力的な、ワタシでありまする。

>paul28ifさん
日本のメディアのレポは朝日新聞で見ただけですねぇ・・・「LOVE」の素晴らしさ、もっと日本の人たちにも知らせたいです。

2006/7/30  6:00

投稿者:paul28if

続報ありがとうございます。
ステージ上の演出が手に取るように伝わってきました。続きを読むのが楽しみです。

しかし、日本のメディアのレポート、見かけませんね。

http://blog.livedoor.jp/paul28if/

2006/7/29  13:52

投稿者:すーさん

あっぱれとらみん!
あまりに良く出来たレポートなので、自分が行ってから改めて読み返すために取っておき、かるぅーく読み流すことにしました(爆)ファン手製のパンフレットになるよコレ!
そんで、私はラスベガス行きのパンフレットを漁る日々。うずうずうず!

2006/7/28  21:47

投稿者:torami

明日も仕事かぁ・・・ヤダな。

>paul28ifさん、ノーバッドさん
3回観たので印象に残った部分だけは憶えてるんです。でもカン違いしてるトコもあるかも知れません。
流れはパンフレットとB-netの記事を参考にしています。

2006/7/28  13:01

投稿者:ノーバッド

いや、しかし本当にすごい。
なにがってtoramiさんが!!

なんで、そんなに記憶できるの???
でも、そのおかげで臨場感溢れる
記事にわくわくしてます。

2006/7/28  8:14

投稿者:paul28if

イメージが合っているようで安心しました。
ますます、『LOVE』を観たくなりました。観劇しながらの詳細なレポート、すごいですね。私なら一回観ただけでは記録(又は記憶)しきれませんが...。

http://blog.livedoor.jp/paul28if/

2006/7/27  1:21

投稿者:torami

やっと更新(汗)
まだまだ続きますのでよろしくです。

>すーさん、りんりんさん
そんなワケで、よろしくお付き合いのほど。

>たまさん
恩恵だなんて〜ただのミーハー・レポですから、気にしないでくださいまし。
先日はありがとうございました〜。

>paul28ifさん
トラックリストはマイナー・チェンジされているかも知れません。ただし、観ながら全て把握するのは至難の業です。

paul28ifさんの翻訳はありがたく、嬉しいです。ステージと曲のイメージはほぼピッタリだと思います。

2006/7/26  22:23

投稿者:paul28if

レポート、楽しみにしていました。
会場の様子や曲の展開がよくわかりました。
私のブログで、先月、ローリングストーン誌に掲載された『LOVE』のトラックリストを翻訳したものを掲載しましたが、実際のステージとイメージは合っていますか。

http://blog.livedoor.jp/paul28if/

2006/7/26  9:39

投稿者:りんりん

ここにも続きを楽しみにしている者がもうひとり〜
早く!早く!(笑)
あっ、す○○ちゃん発見!↓

2006/7/26  8:36

投稿者:たま

Beatles ファンにはたまらないレポートです〜。
日本にいながら、まるで行ったような気分に、そして、劇場にいたような気分になりますね〜。
toramiさんの恩恵を受けてる人、どのくらいいるのでしょう?
感謝!!!

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