2007/9/11

1993年ロンドン滞在記C  

9月11日(土)
いよいよ今日はコンサートだ。
朝早くホテルを出て
セントジョンズウッドへ地下鉄に乗って行ってみた。

キャベンディッシュ・アベニューの緑の扉の7番地
ポールの家は窓も皆閉まっていて人がいそうな気配はなかった。
レコード・ジャケットとマジックインキを持って行ったけど
役に立たなかった。
そのままではさびしいのでアビー・ロードにも行き
9:30を待ってワンデイ・トラベルカードを買ってから
地下鉄に乗った。

オックスフォード・サーカスで降りて
サザビーズを探したが昨年の記憶がすっかりなく
全然見つからなかった。
途中でお巡りさんがいたので聞いてみたが
やっぱりボンド・ストリートの本部を教えてくれた。
仕方なくそちらの方に行ってみたが
土曜日のせいか扉は閉まったままだった。
ちょっとがっかりしたがお散歩だと割り切って
グリーン・パークまで歩くことにした。

グリーン・パークのベンチでちょっとひと休みして
地下鉄でヴィクトリアに戻った。
それから明日から2泊するためのB&Bを探しに行った。

「地球の歩き方 ロンドン」に出ていた格安の
”カーネスホテル”に直接行ってみた。
親切なおばさんが応対してくれ、部屋も見せてもらった。
ツインで£27とのこと。
ロンドンで今時、朝食付きでこの値段はスゴイ(安い)。
すぐに決めてしまった。

ひと安心して
昨年も食べたヴィクトリア近くの中華料理店へ行って
昼食にした。
夜用の食料も買い出し、それからホテルに戻った。
コンサートに出発する前に夕食を済ませ17:00過ぎにホテルを出た。
アールズ・コートへ地下鉄に乗って行った。

会場へ入れるのは18:30からなので
会場前の歩道でWさんが
(ワタシらより先に英国滞在していたビートル系友人男性)
来ないかなーと待っていた。
例の熱狂的ポール・ファン(と思われる)の
ふたりの女性+Oさんもいた。

ふたりはポールの衣裳そっくりの横縞ベストと
鳥柄のブラウスに黒いジーンズ。
きっと自分たちで作ったのだろう。
髪の毛を同じ柄のリボンで結び、とても目立っていた。スゴイ!

18:30までWさんを待っていたが、ついに見つけられなかったので
(来てなかったのかもしれない)会場へ入ることにした。
あまりにたくさんの人が一度に中に入るので
なかなか列は進まなかった。

やっと扉の中に入れた頃
「あ、やっぱり来てたんですね」という声に振り返ると
昨年英国で何回も会ってしまった女性ふたり組だった。
話を聞くと今年もコンベンションに参加して
(リバプールで8月下旬に開催されるビートル・フェスのこと)
今まで滞在しているということだった。
18日に帰ると言っていた。この人たちもスゴイ!
チケットはお友達に頼んで買ってもらったそうだ。
見せてもらったらワタシたちと同じBBの同じ列の並びだった。
それからふたり組は今朝からアールズ・コートで
ポールの車を待っていたそうだ。
6時間待って(「あっという間でしたよ」と言っていたが)
16:15頃ついに来たそうだ。
ほんの一瞬だが手を振ってくれたとのこと。
ワタシたちも14日は参加?しようと思った。

会場のもっと中に入るとグリーン・ピースや
フレンド・オブ・ジ・アースの人たちがパンフレットを配布していた。

クリックすると元のサイズで表示します

ワタシたちの席はちょうど列の端でチビのワタシには絶好の席だった。
コンサートは20:00を回ってやっと始まった!!
黒地に細い縦縞の入ったジャケットを着たポールは
少し痩せたような気がした。
ジャケットの下は鳥のシルエットがデザインされたベスト。
いつもと同じ感じ。
ポールだよ〜〜〜って感じの服だった。
今日はメモを取らなかったが曲目が
オーストラリア(同年3月のコンサート)から変わっていた。
米国でやってから変わったと聞いていたがそのとおりだった。

オープニングのフィルムも新しくなり
グリーンピースの人と一緒に
クジラ保護のキャンペーンをしているところは
ちょっと日本人にはショックかも知れない。
日本でも上映するんだろうけど
どんな反応になるかなーと思った。

でもとにかくポールは元気だった。
英国まで来た甲斐があったと思った。
双眼鏡で覗いていると
「こんなに近くにいるのに、本当はとても遠い人だ」
そう思うとちょっぴり切ない感じがした。

泣いたり、笑ったり、歌ったり、叫んだりして
2時間はあっという間に過ぎてしまった。

**********

レコードジャケットを持って・・・「All The Best!」かな
ポールの家へ行くなんて笑われちゃうだろうね。
だけどその日はどうしても行きたい気分だった。
振られて当たり前だけど、実際にいないとわかるとさびしいものだ。

ロンドンのレスター・スクエアには中華街があって
何度もここで食事をした。
近くにはポールのオフィスMPLもあったし。

ポールの衣裳そっくりな服を着ていた彼女たち。
そのうちのひとりとはその数年後、偶然にネット上で知り合い
今では大切なポール友達のひとりで
彼女の存在がなければ今のワタシはなかったと思う。
こんな駄ブログも書いていなかっただろう。

真のオッカケとはどういうものか?
それを彼女は自身の行動で教えてくれた。
単純に大好きだから、オッカケたいからオッカケるわけだけど
その行動の中にはアーティストに対する深〜い愛情があるのだ。
愛を持ってオッカケなければタダのワガママ
自己顕示欲のカタマリになってしまうからご用心、ご用心。

=昨年英国で何回も会ってしまった=というくだり
彼女たちもかなりのオッカケで
1990年ポールがリバプールでライブをした時のドキュメンタリー
「Going Home」にはリバプール空港でポールを出迎える彼女たちの姿が
(この時は3人)映っていたと記憶している。
ここに書いた”昨年”というのは
ワタシら夫婦が大英国旅行(笑)をした年で
ロンドンからリバプール、ヨーク、湖水地方、エディンバラなどを
20日間程度で巡ったのだった。
リバプールに滞在したのはビートル・フェス参加のためで
ここで彼女たちに偶然会った後、湖水地方でも会ってしまった。
あの彼女たち、今はどうしているだろう?
もしもこの駄ブログをご覧なら、ご連絡くださいまし。

ポールが支持していた3つの環境(動物)保護団体は
コンサート会場内でそれぞれPR活動をしていたが
それがとても楽しく明るいPR活動だったので
当時のワタシにはすごく新鮮に感じられた。
で、それがキッカケとなり
今ではグリーンピース・ジャパンのサポーターをしている。
(といってもほとんど会費払ってるだけだが・・・)

同年11月に日本でコンサートが開かれた時には
会場外で動物保護団体のみがPR活動をしていたが
ほとんど振り向く人もなく、暗かった。
あの頃はそんな感じだったのだよねぇ。
それから何年か経過、日本も多少変わりつつあって
昨年12月、U2のライブ会場では
彼らが支持しているアムネスティ・インターナショナルという
人権保護団体が明るくPR活動をしていたよ。
隔世の感があるなあ。
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ